ごーさん
平成24年3月に定年退職し新潟県村上市に帰郷。
同年4月から主に地域の環境保全・景観の荒廃防止や楽しく有畜農業を実践・普及する傍楽農塾「ごーとふぁーむ」を開設。
田植えの職場体験の受け入れ、山羊による山田周辺の除草や土手等の未利用地の草刈り実証展示等を行っており、今後ともこれらの活動を基本に、少しでも地域社会の活性化等につながる仕事を目指している。
また、獣医師として畜産技術の普及、畜産理解・醸成等の取組を行い、地域の畜産を側面から応援する活動もできればいいと考えている。
「ごーとふぁーむ」を支える家族は妻と母と多数の仲間たち。子供は3人が結婚してそれぞれ横浜、静岡、仙台で働いており、ともに年に数回は帰ってくる。
「ごーとふぁーむ」の年間のスケジュールは主に4月から11月までは農作業が、12月から4月まではスキーの技術習得、スキースクールでの指導等が中心の生活パターンとなる。他に年間を通じて週1日ほど県の非常勤嘱託員として食鳥検査に従事している。
「ごーとふぁーむ」の基盤は山の田んぼの牧草地約13aで牧草を、林間放牧地約28a、借用未利用地(土手)等約700mであり、これらを利用して繁殖・搾乳山羊2~3頭、草刈ヤギ山羊3~4頭を飼育。 またわずかな畑で自家用野菜を栽培している。
昨年まで山の田んぼで稲を作っていたが周囲のスギ林の成長で日照不足となり、また暗渠排水が詰まり機能しなくなったため平成30年から稲作りを断念した。